修禅寺 指月殿 源頼家の墓

曹洞宗福地山 修禅寺

修禅寺は、静岡県伊豆市修善寺にある曹洞宗の寺院。

山号は福地山。

正式名称は「福地山修禅萬安禅寺」で、略して福地山修禅寺と呼んでいる。

修善寺温泉街の中心にある。

夏目漱石の「修善寺の大患」、岡本綺堂の「修禅寺物語」でも名高い。

所在地： 〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺964

宗派： 曹洞宗

山号： 福地山

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指月殿（しげつでん）

修禅寺門前を流れる桂川を越えた鹿山（塔の峰）の麓にある御堂。

1203年（建仁３年）、北条氏によって修禅寺に幽閉され、翌年暗殺された鎌倉幕府二代将軍源頼家の母北条政子が、頼家の冥福を祈って建立したのだという。

伊豆最古の木造建築とされ、釈迦如来坐像と仁王像が安置されている。

源頼家の墓

　指月殿境内にある。

　頼家は正治元年（1199年）に、父頼朝の死により家督を継いで、鎌倉二代将軍となった。

　幼少から才気活発で弓馬に長じ、建久４年（1193年）の富士野の狩場で高名を挙げたこともある。

　しかし家督を継いで間もなく、北条氏など元老の干渉も多く老臣会議制を敷かれて独裁を封じられた。

　さらに建仁３年（1203年）に罹病した時、相続のことが議せられて、北条時政と母政子（時政の娘）が、子の一幡と弟実朝に分譲する案を出した。

　これに対し、一幡の独裁を主張する一幡の母である若狭の局の父、比企能員と意見が対立し、北条氏との間が次第に険悪化していった。

　また、北条氏に対抗して頼家は、源氏の実権の回復に努め、能員と組んで北条氏を討とうとしたが、かえって能員と一幡は殺され、頼家は修禅寺に幽閉されてしまった。

　そして翌年の元久元年（1204年）に時政の密計により、修禅寺門前の虎溪橋際にある箱湯で暗殺された。

　このとき頼家は23歳という若さであった。

　現在、７月17日には地元の町内会により頼家忌が催されている。（命日７月18日）

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 源頼家の仮面

　頼家が漆入りに熱湯に入れられて殺害されて時の面相を、母北条政子に一目見せようと掘られた面であると、修禅寺宝物殿の説明にはありました。

参考：頼家の仮面

源頼家の肖像画

参考：源頼家の肖像画

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